こんにちは、ホステルジル竹森です。
年末年始の激しい毎日が過ぎ、館内は少し落ち着きを取り戻してきています。
年末年始はおかげさまで例年通り満室(完全には満室にならなかった日もあったけれど・・・)のご予約を頂きまして、感謝の日々を過ごさせて頂きました。

あけましておめでとうございます!
お客様の全員にご多幸がありますように・・・
今回の年末年始ではコロナ冷めやらぬ中ではありましたが、沢山のお客様のチェックイン〜管理人業務、朝食の用意、チェックアウト後の清掃、食材の買い出し、お客さんの臨時送迎・・・
全てを1人でヒーヒー言いながらこなしました。
先月までは自宅でPC作業ばっかりやって体が完全になまっていたことで、早いうちに疲れが限界を迎え、最終的には立ってるだけで吐きそうになってましたね。
灯油や水作業で手足は荒れまくり、もうなんか「おじいちゃん」みたいな動きだったと思います。
本当の意味での1人営業は始めてだったので、とにかく忙しく、勢いで乗り切ったような感覚でしたね・・・
頑張り具合的には開業時と同じくらい、気が張っていたと思います。
やはりアルバイトの人くらい見つけないといけないですね・・・。
嬉しい疲れなんですけどね!
宿を営業した5年間と宿を離れた3年間
年末年始を久しぶりに営業してみましたが、驚いたのが僕がやっていた3年前から引き続き利用してくださっている人の多さでした。
「あれ!前の人ですよね?」「竹森さんじゃないですか!」「引っ越し貧乏の人ですよね?」なんてお話もできて、まだ当館との関係が途切れていなかったことが嬉しかったりしました。
逆に前管理人さんとの関係から当館とのお付き合いが始まった方もいて、新たな出会いに感謝する時期でもありました。
年末年始という忙しい時を通して、やっぱり僕はこの仕事が好きで、この仕事にやりがいを感じているし、何よりホステルジル白樺湖という宿への「想い」が強いことを実感しましたね。
自分を気に入ってもらうということではなく、自分がいなくても利用していただいている。
ということは、宿自体を気に入ってもらえてる、そしてそれこそが嬉しい。
そんな感覚でしょうか。
車山で「ゲストハウス バナナ&パンケーキ」という宿を開業して、廃業して、蓼科の別荘地に住まわせてもらいながら「ホステルジル白樺湖」を準備して開業して、定食屋「高原食堂ポカラ」を開業して閉鎖して、ホステルジルからも離れて、・・・
そんな繰り返しなので、正直今後もどうなるかはわかりません。
ただ1つ言えることは、どんな人に運営が変わろうとも、この宿のスタイルだけは存続させていこう。
それが今回戻ってきて感じたところです。
あとはコロナになってからの営業に入ることは僕にとって初めての経験だったもので、色々な気付きもありましたね。
全然毛色が変わってしまうのですが、僕って本当に「目付きが悪い」ですから、マスクで顔が半分隠れてしまうと人相が悪くなってしまうんですよね・・・。
昔っから言われるのですが、どうやら目が笑ってないらしく、以前よりもお客さんとのコミュニケーションが難しくなった気がします(笑)
今までは目で笑えない分、口元で表現してきましたからね・・・。
だからこれからは、「いつもより余計に喋る」ことでどうにかウェルカム感をキープしていきたいと思っているんです。
ホステルジル白樺湖には色んな出会いがある


今回の年末年始で一番印象に残っているお客さんは、一週間泊まってくれ、さらに延泊までしていただいた同じ地元である横須賀市からのお客様。
自営業だと伺っていたのですが、よくよく聞いてみると大物俳優さんと一緒にバンドをやっているような、すごい人でした!
そういった何気ない出会いの中に自分がいる世界とは異なる世界を垣間見ることがあるってのも、当館ならではの良さかもしれません。
そんなお客様、最後には握手までしていただき「頑張ってね!応援してるよ!」なんて仰っていただいたのですが、チェックアウト後のご評価は10段階中5という、かなり渋めのご評価・・・。
いやぁ、お客さんの心は分かりません!
・・・いや、実は心当たりもあるんです・・・。
というのも、このお客さんがお帰りの際にちょうど朝食の対応に追われていて、見送りの際に「まだ時間かかりそう!」と思って食材をダイニングにお気にいったんですよね。
その後すぐに玄関まで戻ったのですが、そこにお客さんの姿はなく、最後のサヨナラが伝えられなかったんです。
もちろんこれが原因なのかははっきりとは分かりませんが、短い間のお付き合いから察するに多分そうだったんですよ。
この件で改めて接客業の怖さといいますか、難しさを思い出しましたね。
他にも今年は、お子さんが6人もいる大家族のお客様がご来館!
レンタカーの廃車トラブルでひと悶着ありましたが、無事にスキーを楽しめたようで一安心。
皆さん高校球児ということで、将来も楽しみですね!
僕は2人の子供がおりますが、正直もう手一杯で、6人もお子さんを育ててる人には尊敬を通り越して頭が下がりすぎて地面にこすってるような感じです。
ということで、「人と人の心を身近に」をモットー(今思いついた)に、当館は引き続き営業を続けていきます。

