こんにちは、ホステルジル白樺湖の竹森です。
先日、お客様に言われて気づきました。
「北向きなのに日当たり良いですよね?」
考えてみると、たしかに当館から望む白樺湖方向は方角的には北向きになるのですが、日当たりが悪いと思ったことなんてないなぁと。
不動産を探す時に方角って気になるもので、多くの方が漠然と「南向き」の家を探すと思うんですよね。
南の正反対の北向きでも、日当たりが良いのは何故なのか、今回はそのあたりを考えてみたいと思います。
北向きなのに日当たりが良い理由2:完全に北を向いていないから

一般的に北向きの家が日当たりが悪く、南向きの家が日当たりが良いといわれますが、問題は「完全に北・もしくは南を向いている物件ばかりではないこと」が一つ挙げられるかと思います。
当館に限って言うと、たしかに方角を聞かれると北向きにはなるのですが、建物自体は細長い形をしているので、多くのお部屋は東向きであるともいえるんですね。
バカボンの世界(古すぎ?)以外では太陽は東から登りますので、当館はそういった理由から朝から割と日当たりが良いんです。
湖側の客室の正面には山の斜面が見えるのですが、その山の裏手から太陽が登ってきています。
なので朝日はガンガン入ってきますので、朝から明るいです。

これが逆に建物が南の方を向いている場合、1日中直射日光が入ってくることになりますので、意外にも快適な滞在はできない場合もあったのかもしれません。
実感として当館の日当たりは、1日中そこそこ明るく、とても良い方角であるかと思います。
北側・東側に建物が一切ない環境ですので、柔らかい光が安定して1日中入ってくるイメージですね。
ただ、南側には山の斜面が迫っていますので、山側のお部屋は1日中日当たりは悪いです。
当館ではご予約順に日当たりの良いお部屋をご案内しておりますので、お悩みの方は出来ればお早めにご予約いただくほうが良いかと思います。
北向きなのに日当たりが良い理由2:周囲に建物がないから
ただ、これは周囲に家がない当館というか、土地が比較的広く取れる田舎特有の現象であるかと思います。
周りに建物がなければ、当然太陽の光をとられることもないですもんね!
これって、田舎生活の贅沢な側面ではないでしょうか。
これが東京や大阪などの家が密集しているところの場合、隣の家の日当たりを確保するために屋根の北側に斜線規制が入りますからどうしても入ってくる日の量が減りますし、そもそも大きな窓はつけられないですし、隣の家の壁がすぐ目の前にあったりして、日当たりが悪くなりがちになるのだと思います。
考えてみると「北向きだから日当たりが悪い」のではなく「北側は建築の際の規制があるから日当たりが悪い」わけで、別に周りに何もなかったら気にすることもないんですよね・・・。
野原に突っ立って「あー日当たりが悪い!!」なんて、絶対言わないですもんね。
でもこれは時間帯によって影になる部分も出てくるので、周囲に建物がないことだけを理由と決めつけるには、いささか不十分かもしれませんね。

実際に見てみないと分からない
こう見てみても分かるように、やはり家を買うときなどに図面や方角だけで判断しようとすると、実際の感じ方とは大きく異なるものですよね。
白樺湖周辺は年中通して晴天率が高いと言われており、高確率で快晴な空を楽しめることもあって、建物裏にある駐車場までの冬場の除雪は、比較的スムーズにできるのが嬉しかったりもするところなのですが、以前車山高原でペンションを営業していた頃は日当たりが悪くって、小さなスペースなのに除雪にとても苦労した記憶があります。。。

日当たりが良いと、雪もどんどん溶けるもんね!
ということで、家を買う場合は方角を見るだけではなくて実際に日当たりをご自身の目で確認しておきましょうね!
・・・という、宿には全く関係のないお話でした。
今回はこれで完結になりますが、これでバイバイだと寂しいので是非ついでに、他の記事も読んでいって下さいね!